穂積さんの農園の土は、マットのようにふかふか。「びわを育てるにはお天道さまだけではなく、水はけも大切です。土を柔らかくし、水分や栄養が循環しやすくすることが、びわのおいしさを決めます。」そんなこだわりが詰まった穂積さんのびわは、皮を剥くと手に甘い果汁が滴り落ちるほどのみずみずしさです。

初夏の訪れを感じさせる果物のびわ。「色や味わい、ほかの果物にない淡い感じが、びわの魅力だと思います」と語る穂積さん。「完熟の度合いなど、一つずつ確認しながら収穫しています。甘みと酸味のほどよいバランスはもちろん、見た目のうつくしさも楽しんでもらえたらと思います。」