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おせちはいつ食べる?

おせちはいつ食べる?
地域による違いやおすすめの商品をご紹介

おせちはいつ食べる?地域による違いやおすすめの商品をご紹介

お正月のお祝い料理として食卓を彩る「おせち」。毎年どんなおせちにするか、楽しみながら考えている方も多いでしょう。
実は、おせちをいつ食べるかという習慣は地域によって異なる場合があります。今回は、地域ごとのおせちを食べるタイミングの違いや、おせちに合うお酒や縁起物、おすすめの商品などをご紹介します。

おせちを食べるのはいつ?

年末年始が近づいてくると、気になってくるのが「おせち」の準備。最近ではさまざまなお店でおせちの予約販売が行われています。

そもそも、おせちとはどんなものなのでしょうか。

元旦に食べるのが一般的

実は、おせちには「いつ食べるか」という明確なルールはありません。しかし、一般的には元旦に食べられます。黒豆や数の子、伊達巻、紅白かまぼこなどの祝い肴をお重に詰め、家族で食べながら新年をお祝いします。

もともとは季節の変わり目に食べていた

おせちはもともと、季節の変わり目に食べられていました。

日本では、季節の節目となる日を「節句」としてお祝いしています。1年の中には5つの節句があり、それぞれの節句をお祝いする料理として「御節供(おせちく)」を食べていました。そのうち、1年で最初の節句である1月7日「七草の節句」のお正月料理を指して「おせち」と呼ぶようになったのです。もともと朝廷で食べていたおせちの文化が庶民に広がり、時代とともに風習が変化して、新年を迎える1月1日に食べることが多くなりました。

現在のように重箱に詰めて食べるスタイルは、江戸時代末期から明治時代にかけて完成したといわれています。

おせちを作るタイミングは?

品数が多いおせちですが、品目や保存方法によって日持ちする期間が異なります。それぞれの食材の日持ちを考えると、どのタイミングで作るのがベストか悩んでしまうかもしれません。

ここでは、代表的なおせち品目の日持ちの例をご紹介します。

品目 冷蔵 冷凍
黒豆 5日程度 1か月程度
筑前煮 3~4日程度 1か月程度
佃煮 10日程度 1か月程度
数の子 1週間程度 1か月程度
栗きんとん 2~4日程度 1か月程度
昆布巻き 1週間程度 1か月程度
伊達巻き 1週間程度 1か月程度

佃煮や昆布巻きなどは冷蔵保存でも1週間程度と比較的日持ちします。栗きんとんや筑前煮などはあまり日持ちしないため注意しましょう。黒豆や筑前煮はこまめに火入れをすることをおすすめします。

また、どの品目も冷凍することで1か月程度日持ちさせることが可能です。年末の時期は忙しくて作る時間がとれないという方は、あらかじめ作っておいて冷凍保存しておくことも一つの方法でしょう。冷凍する際は、品目ごとに冷凍用の保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて冷凍してください。

なお、上記の日数はあくまで目安ですので、食べる前には必ず、傷みがないか、変な臭いがしないかなどを確認するようにしましょう。

地域によって食べるタイミングが異なる

おせち料理の定番

実は、おせちは地域によって食べるタイミングが異なる場合があります。自分が生まれ育った地域では当たり前だと思っていたタイミングが、ほかの地域ではそうではなかった、ということもあるかもしれません。

タイミングとしては、大きく「元旦」と「大晦日」に分かれます。どの地域でいつ食べられているのかをご紹介します。

元旦におせちを食べる地域

先にご紹介した通り、おせちは元旦に食べるのが一般的です。新年を迎えたお祝いとして、重箱に詰めたおせちを家族で楽しみます。関東や関西を始めとし、全国的に元旦におせちを食べる地域は多くあります。

また、三が日に使う包丁は「縁が切れる」ことを、煮炊きは「灰汁(悪)が出る」ことを連想させるため、縁起が悪いとされています。そのため、三が日には家事全般を避ける風習もあり、元旦におせちを食べる理由のひとつとなっています。

大晦日におせちを食べる地域

北海道や東北、甲信越、四国、九州の一部では、大晦日におせちを食べる風習があります。

大晦日におせちを食べる理由の一つとしては、北海道や東北地方の一部、宮崎県などに「年とり膳」の風習が残っていることがあげられます。日の出とともに一日が始まるとする新暦に対し、旧暦では一日の始まりは「日没後」とされていました。つまり、大晦日の日没後が旧暦でいう「新年」となるのです。そのため、大晦日の夕方からをお正月とし、家族でそろっておせちをたべてお祝いしていました。

また、年の瀬にその年の年神様に感謝を伝え、新しい年神様をお迎えするという意味合いもあります。この風習が今に伝わり、大晦日におせちを食べる地域があるのです。

おせちを大晦日に食べると聞くと、年越しそばやお雑煮を食べるタイミングが気になるかもしれませんが、大晦日におせちを食べる習慣のある地域でも、年越しそばは年越し前、お雑煮はお正月に食べることが多いようです。

最近ではおせち以外の料理で正月を楽しむ人も

最近では、お正月のお料理もおせちに限らなくなってきました。

おせちの由来となる「節句」がしっかりと制定されたのは江戸時代です。そこから時代が変わり、以前ほど節句の風習は重視されなくなってきました。それにともない、おせちの風習も徐々に薄れてきています。

それでも、年末年始は特別なもの。家族で集まり新年のお祝いをする習慣は、多くの家庭で根付いています。最近では、おせちに代わるご馳走として、大人数でも食卓を囲みやすいお寿司やすきやきもよく食べられています。

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おせちをより楽しむためのお酒・縁起物を紹介

おせち以外の料理でお正月を楽しむ方が多くなったといっても、「やっぱりおせちで新年のお祝いをしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

せっかくおせちを食べるなら、お料理以外の小物もそろえて、食卓をお祝いの場として華やかにしたいですよね。ここでは、おせちをより楽しむのにぴったりなお酒と縁起物をご紹介します。

おせちに合うお酒

日本酒

日本酒

おせちのメイン料理は和食が多いため、日本酒はおせちにぴったりのお酒です。古来より祭事やお祝いの席に欠かせない存在だった日本酒は、お正月という新年のお祝いの場にも最適です。

おせちは日持ちを考えてつくられるため、全体に濃い味付けがされています。そのため、おせちに合わせる際は、辛口の日本酒を選ぶことですっきりと食事を楽しむことができます。また、熱燗にすれば寒い時期ならではの味わいの変化も楽しめます。

お正月には、お祝いの限定酒を出している酒蔵も多くあります。その年の干支をラベルにほどこしたお酒などは、お正月のお祝いの席にもぴったりです。限定ものではなくても、上質な純米大吟醸などを選ぶと、お祝いの席に花を添えてくれるでしょう。

イトーヨーカドーネット通販では、日本酒を豊富に取り揃えています。おせちに合う日本酒を探してみてはいかがでしょうか。

ワイン

ワイン

最近ではローストビーフやラペなどが入った洋風のおせちの人気も高まってきました。洋風のおせちにぜひ合わせたいのがワインです。食事と合うだけでなく、ワイングラスに注ぐことでお祝いの雰囲気が高まります。

ローストビーフなどのしっかりとしたお肉には赤ワインがよく合います。ローストビーフの濃い旨味と赤ワインの香りや味を合わせることで、お互いの美味しさが引き立ち、食事に深みが感じられるでしょう。

また、カルパッチョやキャロットラペなどのさっぱりした品目には白ワインがおすすめです。白ワインは赤ワインよりもシンプルでフルーティーな軽い味わいが楽しめます。この軽い味わいが、淡泊な味わいの料理とよく合います。また、白ワインに含まれるクエン酸が魚の生臭さを消してくれるため、カルパッチョなどの魚料理に合わせるのにもぴったりです。

ワインは、洋風のおせちだけでなく和風のおせちにもよく合います。和風のおせちに合わせるなら日本で作られたワインにするなど、統一感をもたせて食卓を彩るのも楽しみ方の一つです。お酒が苦手な方でも、フルーティーなスパークリングワインなどを選ぶことでお酒と食事を楽しみやすくなるでしょう。

おせちを食べる時に使う縁起物

祝箸

祝箸

祝箸は柳の木から作られたお箸で、「寿」などの飾り文字があしらわれた箸袋に包まれていることが一般的です。「柳箸」と呼ばれる場合もあります。長さは八寸(24cm)と決められており、「八寸」の「八」が末広がりで縁起が良いとされています。

大晦日に家長が箸袋それぞれに家族の名前を書き入れ、箸をいれて神棚に供えておき、使う直前に家長が下ろすことが本来の祝箸の習わしです。元旦に使い始めた祝箸は洗って箸袋にもどし、1月7日まで同じものを使うというのが本来の作法。使い終わったお箸はお焚き上げしてもらうか、お塩などで清めて処分します。

祝箸は、両端が細く丸くなっていることが特徴のため「両口箸」とも呼ばれます。ただし、使うのは片方のみ。使っていないもう片方の先端は神様が使うとされているため、上下を持ち換えて使うのはNGです。

屠蘇器

屠蘇器

元旦に家族で飲むお酒を「お屠蘇(とそ)」といいます。おせちやお雑煮を食べる前、家族で新年のあいさつを交わす意味合いも込めてお屠蘇を飲みます。本来は薬膳などを漬け込んだ薬用酒を飲みますが、最近では普通の日本酒を飲む場合が多いです。

飲み方の作法は地域によってさまざまですが、本来は専用の器を家族で順にまわし、そこにお屠蘇を注いで飲みます。若い順に飲んでいき、飲む前に「一人これ飲めば一家苦しみなく、一家これ飲めば一里病なし」と唱えることが一般的です。

このお屠蘇を飲む際に用いる専用の器が「屠蘇器」。漆塗りのお銚子と三段重ねの盃が特徴です。

最近ではお屠蘇の習慣も少なくなり、あっても普通の器で代用しているという家庭も多いかもしれません。しかし、お屠蘇は日本古来の神聖な習わしです。屠蘇器をそろえ、家族で新年のお祝いをすると、気持ちも新たにお正月を迎えられるでしょう。

家族の過ごし方に合わせてお正月をお祝いしよう

お正月には、おせちを始めとしたさまざまな習慣や作法があります。以前はそれらの作法を守ることを重んじられてきましたが、時代の流れのなかでおせちの在り方も多様になり、昔ながらの品目にこだわらず、その時々で美味しいお祝いの場にふさわしいお料理が重箱に詰められるようになりました。

しかし詰めるものは変わっても、そこに込められるお祝いの気持ちや、家族で食卓を囲む楽しさは変わらないもの。世代を超えて楽しめるおせちは、大切にしていきたい日本の文化の一つです。

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