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おせちは冷凍・冷蔵どちらがよい?
メリット・デメリット、保存・解凍方法、解凍後の賞味期限について解説

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お正月を華やかに彩るおせち料理。最近はネット通販や百貨店で手軽に予約できるようになりましたが、冷凍おせちと冷蔵おせちのどちらを選ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか。

この記事では、「冷凍おせちは味が落ちるのでは?」「冷蔵は賞味期限が心配...」といった不安を解消するために、それぞれのメリット・デメリットや適切な保存・解凍手順、選び方のポイントを分かりやすく解説します。

ご自身のライフスタイルに合ったおせち選びの参考にしてください。

おせちは冷凍・冷蔵どちらがよい?

まずは、冷凍おせちと冷蔵おせちの主な違いを比較表で確認してみましょう。それぞれに異なる特徴があるため、ご自身の用途や使いやすさに合わせて選ぶことが大切です。

項目 冷凍おせち 冷蔵おせち
賞味期限 長い(冷凍で1~2ヶ月程度) 短い(到着後2~3日程度)
保存方法 要冷凍(マイナス18度以下) 要冷蔵(10度以下)
食べる前の準備 解凍作業が必要(約24時間) 不要(届いてすぐに食べられる)
配送エリア 全国対応が多い 限界あり(近隣地域限定など)
受け取り日の自由度 高い(12月下旬の都合が良い日) 低い(12月30日~31日集中)

1. 冷凍おせちがおすすめの方

年末年始の予定が流動的で、受け取り日や食べるタイミングを柔軟に調整したい方には、冷凍おせちがおすすめです。また、お正月の前後に帰省や旅行の予定があり長期間保存しておきたい方や、遠方に住むご家族やご両親へのギフトとしておせちを贈りたい方も冷凍おせちを選ぶと良いでしょう。

2. 冷蔵おせちがおすすめの方

解凍の手間や時間をかけず、箱を開けてすぐに食卓に並べたい方、出来立てそのままの新鮮な食感や料理人の風味を堪能したい方は、冷蔵おせちがおすすめです。冷凍庫のスペースに余裕がなく冷蔵室での保管のみで済ませたい方にも冷蔵おせちをおすすめします。

冷凍おせちのメリット

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冷凍おせちには、保存技術の進歩や配送の利便性に基づいた多くのメリットがあります。

1. 賞味期限が長い

冷凍おせちはマイナス18度以下で保存するため、未開封であれば1ヵ月~2ヵ月程度長持ちします。お正月の三が日を過ぎてから食べたい場合や時期をずらして親戚が集まる場合でも、品質を損なわずに保管できます。

2. 予定に合わせて配達日を決められる

年末年始には配送事故や大雪による遅延も懸念されますが、12月28日や29日など少し早めの配達日を指定できる点は、冷凍おせちの大きな強みです。受け取りのスケジュールが立てやすく、慌ただしい大晦日のストレスを軽減できます。

3. 全国配送できる

冷凍することにより安定した品質のまま輸送できるため、配送対象エリアが全国規模に広がっています。離れて暮らす両親や親戚に都市部の有名店のおせちを届けたい、といった用途にも適しています。

4. 最新技術で風味や鮮度が保たれている

かつての冷凍食品のような水っぽさやパサつきを心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の主流は急速冷凍技術です。食材の細胞破壊を防ぎながら凍結するため、ドリップ(冷凍・解凍により組織が破壊されることで出る水分)や旨味の流出が最小限に抑えられ、お店で作られたような本来のおいしさをそのまま味わえます。

5. 保存料・添加物が抑えられている

冷凍保存そのものに雑菌の繁殖を防ぐ効果があるため、日持ちさせるための過剰な保存料や添加物は使用されていません。塩分を控えめにした優しい味わいや素材本来の出汁を活かしたヘルシーな仕上がりとなっています。

6. 盛り付けの手間が省ける

多くの冷凍おせちは、プロの料理人や専門スタッフが見映え良く重箱に盛り付けた状態で急速冷凍されています。そのため、解凍するだけで美しい状態が完成し、自分で一品ずつ並べ替える手間がかかりません。

冷凍おせちのデメリット

続いて、購入前に知っておきたい冷凍おせちのデメリットとその対策について解説します。

1. 解凍に時間がかかる

冷凍おせちは、食べるまでに約24時間前後の解凍時間が必要です。「今すぐ食べたい」と思ってもすぐには用意できません。ただし、前日の朝や昼頃に冷凍庫から冷蔵庫へ移しておくだけで自動的に美味しく解凍されるため、大きな手間はかかりません。

2. 冷凍庫の保管スペースが必要になる

お重のセットは容積が大きいため、届いた際に冷凍庫の大部分を占有してしまいます。冷凍庫に入りきるかどうか、事前にサイズを確認し、庫内の食材を整理するなどして空間を確保しておきましょう。

3. 食材によっては風味が落ちることもある

たけのこやごぼうといった根菜類、豆腐やこんにゃくなどは、冷凍・解凍の過程で食感が変わる場合があります。ただし、近年はメーカー側で冷凍に適した食材選びや調理法の工夫が徹底されており、極端に食感が損なわれる心配は少なくなっています。

冷蔵おせちのメリット

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ここからは、届いてすぐに食卓に出せる冷蔵おせちについてご紹介します。まずは3つのメリットをピックアップします。

1. 解凍不要で届いてすぐに食べられる

冷蔵おせちには、解凍の手順や待機時間が一切ありません。大晦日の夜や元日の朝に届いた状態のまま食卓に広げられるため、時間的な余裕がない方に最適です。

2. 作りたての風味や鮮度を楽しめる

一度も凍結されていないため、食材本来の瑞々しさや食感がそのまま味わえます。特に刺身や生の魚介類、繊細な和菓子などが入っている場合は、生おせちならではの美味しさを実感できます。

3. 冷凍おせちよりもメニューの種類が多い

生野菜や特定の練り物など、冷凍処理に向かない食材も制限なく使用できるため、料理のバリエーションが豊富で趣向を凝らした味が楽しめます。

冷蔵おせちのデメリット

続いて、冷蔵おせちを選ぶ際に注意すべきポイントも見ていきましょう。

1. 賞味期限が短い

保存期間は到着後2~3日程度(1月2日~3日頃まで)と非常に短くなっています。お正月の間に食べきれなかった場合、長期間保存することが難しいため、計画的に消費する必要があります。

2. 保存料・添加物が多いこともある

冷蔵おせちは冷凍おせちに比べて保存期間が短く、日数が経つにつれて風味や鮮度が低下しやすい傾向にあります。そのため、品質や美味しさを少しでも長く保つ目的で保存料や各種添加物が使用されているケースがあります。

ただし、最近では技術の進歩により、1品ずつ真空パック化することで添加物を抑え、鮮度や風味を維持する商品も増えてきました。健康面や添加物の使用が気になる方は、購入前に原材料名や成分表示の記載をしっかりチェックしておくとなお安心です。

3. 味付けが濃いものもある

日持ちを良くする目的で醤油や砂糖を多めに使い、しっかりとした濃いめの味付けに仕上げられている商品もあります。そのため、あっさりとした薄味を好む方や塩分を控えたい方には、少し味が濃いと感じられることがあります。

最近では、出汁を効かせた上品な味付けのものや、減塩に配慮された冷蔵おせちも増えています。京風、出汁仕立てなどの商品説明や口コミを購入前に確認することで、好みの味付けのおせちが楽しめます。

4. 自分で盛り付ける必要がある

冷蔵おせちの中には、料理の味移りや型崩れを防ぐため、1品ずつ真空パックで届くタイプがあります。この場合、食べる前にお手持ちのお重やお皿に自分で綺麗に盛り付ける手間がかかってしまいます。

しかし、自ら盛り付けができるからこそ、お好みの器を使って華やかにアレンジしたり、家族みんなで楽しみながらお正月の準備ができたりする魅力もあります。また、食べる分だけを少しずつお皿に並べるスタイルにもできるため、少人数で手軽におせちを楽しみたい方にも便利です。

冷凍おせちの保存方法

冷凍おせちが届いたら、品質を損なわないよう、以下の正しい手順で保存しましょう。

外箱から取り出す
冷気が伝わりにくくなるため、ダンボールなどの外箱から重箱を取り出します。
密閉状態を確認する
お重が風呂敷や透明フィルムで包まれているか確認します。
ラップで補強する
もしフィルム等で密閉されていない場合は、乾燥や冷凍庫内の臭い移りを防ぐため、お重ごとしっかりとラップで包みます。
冷凍庫で保管する
マイナス18度以下の冷凍室に入れ、食べるタイミングまで保管します。

冷凍おせちの解凍方法

冷凍おせちを美味しく、ドリップを出さずに食べるための解凍手順です。この工程を守ることで、本来のおいしさに限りなく近い味わいが楽しめます。

1. 24時間前後かけて冷蔵庫で解凍する

おせちを冷凍庫から取り出し、5度~7度前後に設定された冷蔵庫に移して、約24時間放置します。重箱が段重ねになっている場合は、1段ずつ分離して横に並べると、冷気が均一に行き渡り、ムラなく解凍できます。

なお、一度解凍したおせちを再び凍らせることは、著しく風味が損なわれるため避けましょう。

2. 食べる約1時間前に常温に戻す

冷蔵庫での解凍が終わったら、食べる1時間ほど前に室温(10度~15度程度の涼しい場所)へ出します。料理が常温になじみ、出汁の香りや食材本来の甘みが引き立って、一段と美味しく食べられます。

3. 解凍時に電子レンジはできるだけ使わない

急いでいるからといって電子レンジで一気に加熱するのは厳禁です。加熱ムラが生じ、一部だけ熱が通りすぎて魚がパサついたり、煮物の汁が煮立って味わいが損なわれたり、食材が破裂したりします。

万が一、部分的に凍ったままで急ぎ解凍したい場合は、解凍できていない品だけを耐熱皿に移し、電子レンジの解凍モードで数秒ずつ様子を見ながら慎重に回答してください。

冷凍おせちの解凍後の賞味期限

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解凍したおせちは、保存料が少ないこともあり、長期保存が効きません。解凍開始後の賞味期限は、冷蔵保存で約2日以内が目安。衛生面および美味しさの観点から、解凍した当日に食べきるのが理想的です。

もしも残ってしまった場合は必ず冷蔵庫で保管し、翌日中には火を通すなどして早めに消費してください。

冷凍おせちの選び方

最後に、失敗しない冷凍おせちの選び方を3つの視点から解説します。

1. 予算|メニューや量とのバランスで選ぶ

価格帯は、1万円以下のコンパクトなものから3万円~5万円以上の高級おせちまで様々です。単に安さだけで決めるのではなく、入っている品数や、好みの食材が入っているかなどを踏まえて検討しましょう。

2. サイズ|家族構成や集まる人数で選ぶ

食べる人数に合わせた重箱のサイズの目安を把握しておきましょう。

1人~2人
1段重~小さめの2段重
2人~3人
6.5寸(約19.5cm角)の3段重
4人~5人
6.5寸~7.5寸(約19.5~22.5cm角)の3段重・4段重

※一般的なお重の標準サイズは、6.5寸(約19.5cm四方)です。

3. テイスト・テーマ|和洋中やキャラクターなどで選ぶ

伝統的な和風献立だけでなく、お子様が喜ぶ洋風・中華の折衷おせち、有名シェフや料亭が監修した本格派おせち、キャラクターデザインのお重など、選択肢は多岐にわたります。召し上がる方の年齢層や好みに合わせて選びましょう。

冷凍おせちの保存・解凍方法を知って美味しく楽しもう

冷凍おせちと冷蔵おせちにはそれぞれの良さがありますが、スケジュールの柔軟性や品質管理の観点から、現在は冷凍おせちが非常に高い人気を集めています。技術革新が進んだ現代の冷凍おせちは、正しい方法で解凍すれば水っぽくなることもなく、まるで作りたての美味しさをご自宅にいながらにして味わえます。

冷凍おせちを美味しく楽しむ基本ルールを押さえ、ぜひお正月の食卓を彩る素敵なおせち料理を楽しんでください。